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看護師の離職率は高い?看護師の退職・離職の理由は?

看護師は将来なりたい職業の上位にあります。

しかし、その一方で離職率が高いことが問題視されています。

日本看護協会によると、「2017年の病院看護実態調査」において、離職率は、常勤看護師で10.9%、新卒看護師7.8%と前年度に比べて横ばいとなっています。

同調査では、それぞれの病院の看護職員数について、「不足感がある」、「やや不足感がある」と回答したのが、全体の75.7%に上っています。

なぜ離職率が高いのでしょうか。

参考:日本看護協会 「2017年 病院看護実態調査」結果報告
参考URL:https://www.nurse.or.jp/up_pdf/20180502103904_f.pdf

看護師の離職の理由は?

平成26年12月発表された厚生労働省「看護職員の現状と推移」によると、看護職員として退職経験のある者の退職理由は、「出産・育児のため」22.1%、「その他」19.7%、「結婚のため」17.7%、「他施設への興味」15.1%となっていて、他にも「人間関係が良くないから」、「通勤は困難なため」、「超過勤務が多いため」、「休暇がとれない、とりづらいため」がそれぞれ10%以上をしめています。

参考:平成26年12月の厚生労働省 「看護職員の現状と推移」
参考URL:
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072895.pdf

結婚・出産等のライフイベントを機に退職する看護師が多い

実際に現場で働いていると、退職の理由で一番多かったのは、結婚、出産、育児によるものでした。

女性のライフワークとのバランスがとれなくなり、辞める方が多かったです。

結婚を期に引っ越すために退職したり、出産のタイミングで育児に専念したいと思って退職します。

人間関係の悪化が原因で離職する看護師も多い

以前に私が働いていた職場では、一年間で部署異動(個人的な希望の理由も混み)も含めて、14人の入れ替わりがあったことがあります。

そのうちの10人は退職でした。

あまり大きな声では言えませんが、当時の職場内の人間関係があまり良くない状態だったのです。

女性が多い職場なので、一部の看護師の間で派閥のようなものができていたり、特定のスタッフを攻撃対象にしたりすることもありました。

10人全員が人間関係を理由に退職したわけではありませんが、看護師は人を相手にした職業なので、スタッフ同士の関係、上司との関係、患者さんとの関係に悩むことは多いのです。

自身の理想と現実のギャップに悩む看護師も

中には1年生の途中で退職する人もいて、その理由はどうしても仕事の内容が自分の理想と離れていたり、性格上合わなくて続けられない、というものでした。

看護師の仕事は、一般的に知られている情報以上に、過酷で求められる知識や技術が多いために、そのギャップに苦しむ人が時々いるのが現状です。

看護業務以外の仕事が多いことが原因で辞める人も

患者さんへの看護の仕事以外のことで、悩む人もいました。病院には委員会や教育などの係りの仕事があるのですが、それをいくつも請け負っていた看護師がいました。

その人は日勤で看護師業務をしながら、午後の途中で委員会や係りのミーティングに1、2時間ほど出席して、その後残った仕事をこなしていました。定時を過ぎても終わらない場合、保育園の迎えの時間に追われながら、必死にされていました。

もちろん周りのスタッフも手伝いますが、他のスタッフも自分の仕事が終わらなかったり、家庭の事情で早くからなければいけない、などそれぞれ状況を抱えています。

総合病院では看護業務以外の委員会活動や看護学生指導などの活動が多いので、それを理由に離職する人も多かったです。

仕事の割に給料が安いという理由で退職・離職する看護師も

看護師は、仕事の大変さに対して、給料が少ないという話をよく耳にします。

実際に夜勤をすると、夜勤手当てがつくので、一般企業で働く人よりも多い方です。

しかし夜勤をせずに、日勤常勤の看護師として働くと、重労働のわりに一般企業の人とあまり変わりません。

加えて夜勤というのは、普通の人が寝ている時間を起きて働いているので、体をかなり酷使している状態になります。

ホルモンバランスを崩したり、体の不調を訴える人は多くいます。

でも夜勤をしなければ給料が少ない、このジレンマがあります。

人手不足が人手不足をよぶ

人手が少ないのは、どの病院も同じだと思いますが、特に4、5、6月は新人看護師が業務になれていない時期なので、指導看護師が付き添いながら指導して業務をします。

指導しながらの業務は時間がかかるので、慢性的に人手が足りない現場では大変なのです。

そのような状況で、途中にミーティングや委員会などで数名が抜けると、残った5.6人で40人の患者さんの対応をすることになります。

忙しさと人手不足による慢性的な疲労、医療事故への不安感などでストレスがたまり、身体的な体調不良や、精神的不良で休むようになって、仕事を退職することになる場合もあります。

スキルアップ・キャリアアップを目的に転職する看護師も

中には新しいことを学ぶためのキャリアアップや、より専門的な分野のエキスパートを目指して転職をしたり、職場の働き方、例えば夜勤体制や看護体制などが合わず、より自分にあった場所で働くために退職する人もいます。

自分に合った病院・職場は見つかる

看護師は人の命を預かる大切な仕事です。

誇りを持って日々奮闘している人がたくさんいますし、看護師の資格をもつことのメリットもたくさんあります。

しかしその一方で、過酷な労働条件の中、皆さんそれぞれジレンマを抱えながら日々頑張っています。

どの職場でも仕事が大変なことに変わりはありませんが、その中でも自分に合った職場は見つかるものです。

特に人間関係が原因で離職するケースでは職場環境が変わるだけで体調やメンタルが良くなるケースも多いので、現在勤めている病院を辞めるかどうか悩んでいるような方は一度転職エージェント等から情報収集してみるといいでしょう。

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